中島 範昭  Noriaki Nakajima

中島範昭

1973年 大阪生まれ
2000年にカナダ・バンクーバーへ移住。

カナダ在住の日本人子女の日本語、文化教育の重要性を感じて、2007年にBC州コキットラム市に、CJLA Coquitlam Japanese Language Academyを設立。

フィギュアスケーター カナダ代表のケヴィン・レイノルズ選手も進行形で日本語を勉強中。(ソチオリンピック カナダ代表、団体戦銀メダリスト、2013年 四大陸選手権 優勝)

現在は、同校の他に バンクーバー日本語文化学院長であり、BrainChild(地 元カナダ人の生徒向けの英語、数 学を中心とした学習塾)も経営。

2007~2011年 カナダ ブリテッシュコロンビア州 日本語教育振興会会長
バンクーバーにおける、日本人バイリンガル、グローバル教育のスペシャリストである。

■ブログ
中島範昭 Noriaki Nakajima ~ from CANADA~
http://ameblo.jp/teambull/

 

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子どもたちを世界で通用する人間に育てる

世界で通用する人間とは

昨今のインターネットの発達により、様々なものを世界の国々を仕切る国境に関係なく目にする、耳にする環境となりました。現在の子どもたちは気軽にインターネットにアクセスし、見たいもの、知りたいことをネット上に存在するものならば、何でも、いつでも見られる環境下で育っています。

海外にいながら日本のマンガや映画を気軽に見ることができ、その逆も可能です。そのような国境を感じないオープンな世界が当たり前の時代において、これまでのような「日本国内オンリーの人間、考え」ではこれからの時代、通用しなくなってきました。

たとえ国外に出ないとしても、今の時代、どんどん外国人が日本に入ってきています。そのような状況で外国人と接することなく一生を終えることは、ほぼ不可能な時代になっていくでしょう。

いざ外国人と対面した時に、言葉が通じず、うまくコミュニケーションが取れなかった経験はありませんか?その時、「イェス」と「オッケー」などの肯定的な返事ばかりで切り抜けて、結果、不本意な形で押し切られてしまった経験はありませんか?

仮に、相手が日本語がぺらぺらであったり、自分が英語を話せたとしても、なぜか相手に有利に話をすすめられてしまうことがあります。それは、多くの日本人にあるコンフリクト(衝突、対立など)を避けようとする性質からくるものかも知れません。

しかし、それはあくまでも問題の先延ばしにしが過ぎないし、自分が一方的に損をする事がほとんどです。そのような時、自分も損をせず、相手との関係も崩さず、その場を収める事ができるような人間が「世界で通用する人間」ではないでしょうか。

決して複数の言語が堪能であるとか海外での留学経験があるという限定的な事ではなく、広義的にそれぞれの国の文化、人々の習慣、習性などを理解した上で、自分の立ち位置を正確に把握し、最も有効な結果をもたらす立ち振る舞い、交渉を行える。

そのような人物に育てることがこれからの時代を生き抜くカギとなるのではないかと私たちは考えます。

グローバル教育とは

「世界で通用する人間」を仮に「グローバル人材」と呼ぶとします。グローバルな人材とは、どのような人材なのでしょう?多くの企業が描いているグローバル人材とは、

1、未知の世界に飛び込める行動力のある人
2、最後までやりぬく、あきらめないタフネスさ
3、自分で考え、課題を解決する能力

の3点だそうです。これがグローバル人材の定義だとすれば、昔から企業が求めてきた人材の素養としては、あまり変わっていないように見えます。逆に、だからこそ、日本の企業はグローバル経済から乗り遅れたとも言えるかもしれません。

グローバル教育の創始者の1人であるアンダーソンは、 グローバル教育とは「内容や主題、学問領域で定義できる領域でははない」Anderson,1979, と言っています。簡単に先生から教えてもらったり、教科書やテストなどで手に入れられるようなものではないということです。

非常に複雑で定義することが難しく、また変化し続けるものであるので、研究する学者たちも定義に関しては非常に柔軟にとらえています。では、少なくとも「グローバル人材」を育てるために何が必要か?というと一番に思いつくのはやはり「英語」です。

しかし、単純に英語の勉強なら日本で教育を受けた日本人なら10年近く学習しているはずです。では、なぜそれだけ長く学習した英語が話せないのかと考えると精神が「グローバル化」していないからではないでしょうか。

「間違えていたら恥ずかしい。発音がかっこ悪いのではないか。」など「日本人的な思考」からくる歯止めが作用しているのではないでしょうか。カナダでは、英語が話せない人が、どんどん英語で話しかけてきます。お世辞にも発音も上手とは言えません。

しかし彼らは、「5の英語力で、8,9」ぐらいを伝えようとします。日本人はというと「10の英語力で、5,6」ぐらいしか伝えることができません。口から出るまでに歯止めをかけてしまうのです。

カナダでは、小さいころから「Show and Tell」という活動をしています。人前で話す事に慣れさせるためです。学年が上がるにつれてそれは高度になっていきます。教室には、人種も様々ですが英語力もばらばらの生徒たちがいます。

小さいころからそのような環境で育っているので、子どもたちも言語力を気にしないように育ちますし、結果的に積極的な性格に育っていきます。またバラエティーに富んだ人種や文化の中で育っていくので自然とそれが普通の感覚となります。

「グローバル」という意味では非常にバランスのとれた精神に育っていくのです。カナダから日本のニュースを見ていますと、最近いろいろなことで「世界の常識」と「日本の常識」のギャップを感じることがあります。

それは、正しいとか間違っているではなく、確実に存在する「ズレ」です。企業間でも、国家間の外交でも、その「ズレ」を理解し、解消しなければ決して世界では生きてはいけません。

自分たちの利益、真の思いを成し遂げるためには、グローバルな常識、バランスを理解し、相手を理解する努力と、自分を理解させる努力が必要です。Life Design Works は、お子さまたちを本当の意味でのグローバル人に育て、可能性を最大限に広げるお手伝いをしたいと考えています。